四魔(読み)シマ

精選版 日本国語大辞典 「四魔」の意味・読み・例文・類語

し‐ま【四魔】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。人心を迷わせ死に至らせる四つのもの。すなわち五蘊(ごうん)を五蘊魔(五陰魔また陰魔)、煩悩煩悩魔(ぼんのうま)、死そのものを死魔、死を克服しようとするものを妨げるものを天魔(他化自在天子魔)と呼んだもの。
    1. [初出の実例]「四魔を随へて仏に成り給へり」(出典:観智院本三宝絵(984)上)
    2. [その他の文献]〔勝鬘経‐一乗章〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む