精選版 日本国語大辞典 「国分・国府」の意味・読み・例文・類語
こくぶ【国分・国府】
[1] (国分) 鹿児島県北東部の地名。鹿児島湾の北部に臨む。奈良時代には、大隅(おおすみ)国の国府・国分寺が置かれていた。慶長九年(一六〇四)島津義久が市街地を造成し、タバコの栽培を奨励した。現在は園芸農業もさかん。昭和三〇年(一九五五)市制。
[2] 〘名〙
※三体詩素隠抄(1622)三「彼の浙江よりあなたは越の国分ぢゃほどに」
② 「こくぶタバコ(国分煙草)」の略。
※雑俳・柳多留‐六(1771)「出して来やなどと国府を買にやり」
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