国持衆(読み)クニモチシュウ

デジタル大辞泉 「国持衆」の意味・読み・例文・類語

くにもち‐しゅう【国持衆】

室町時代将軍一門勲功のある譜代大国守護で、管領相伴しょうばん以外の者の敬称
国持大名

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精選版 日本国語大辞典 「国持衆」の意味・読み・例文・類語

くにもち‐しゅう【国持衆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 室町時代、足利将軍家の一族、または譜代の大名で大国の守護で、管領、相伴衆以外の者を厚遇していう称呼。一国以上を領有して権勢の強い者は准国持と呼ばれた。国持外様衆。くにもち。
    1. [初出の実例]「国持衆被参、同御盃、并練貫一重拝領同之」(出典:長祿二年以来申次記(1509))
  3. 江戸時代、一国以上を領有する大名、あるいは一国未満でも家格の高い大名の称。本国持十家、大身国持八家、これを合わせて国持十八家と俗称し、二家を加えて二十家ともいう。また、十四家に四家を加えて十八家とする説(武家格式例)もある。くにもち。国持大名。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国持衆」の意味・わかりやすい解説

国持衆
くにもちしゅう

室町時代の守護大名や江戸時代の大名で1国以上を領有する者。江戸時代には1国以上の場合はもちろん,1国未満でも家格が高く権勢の強大な大名をもさした。

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