国主とも。江戸時代,大名の家格を領地の規模によって分類したときのまとまりの一つ。城持大名(城主)・陣屋大名(無城)に対応する呼称。律令の国郡制の一国一円以上を領する本国持,およびそれに近い規模の領地をもつ大身国持をさす。二十国主などと称されるが,その範囲は時期により一定していない。また松浦・小浜酒井氏らのように一国を領しても国持とされない大名もおり,準じる格として準国主がある。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...