国持大名(読み)クニモチダイミョウ

デジタル大辞泉 「国持大名」の意味・読み・例文・類語

くにもち‐だいみょう〔‐ダイミヤウ〕【国持大名】

江戸時代、主に大領国を持ち、御三家に次ぐ家格を有した大名前田島津・伊達など18家(あるいは20家)あった。国大名国持衆

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精選版 日本国語大辞典 「国持大名」の意味・読み・例文・類語

くにもち‐だいみょう‥ダイミャウ【国持大名】

  1. 〘 名詞 〙くにもちしゅう(国持衆)
    1. [初出の実例]「国持大名所替は無例こととて」(出典政談(1727頃)一)

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「国持大名」の解説

国持大名
くにもちだいみょう

国主とも。江戸時代,大名の家格を領地規模によって分類したときのまとまりの一つ。城持大名(城主)・陣屋大名(無城)に対応する呼称律令国郡制の一国一円以上を領する本国持,およびそれに近い規模の領地をもつ大身国持をさす。二十国主などと称されるが,その範囲は時期により一定していない。また松浦・小浜酒井氏らのように一国を領しても国持とされない大名もおり,準じる格として準国主がある。

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