国立病院(読み)こくりつびょういん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国立病院
こくりつびょういん

厚生労働省が所管する病院施設。 1945年 12月に旧陸軍病院を転用して発足した。機能としては,各地域の基幹病院としての総合機能をもつことを原則とし,さらに専門病院としての特殊性を兼ね備えている。また,大学卒業後の医師の臨床研修を担当したり,看護師助産師臨床検査技師視能訓練士などの医療従事者の養成にあたっている病院も多い。 1987年,適正配置,機能分化,赤字解消を目的とする国立病院等再編成特別措置法が施行。 2004年には独立行政法人化により国立病院機構へと改編された。

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世界大百科事典内の国立病院の言及

【病院】より

…第2次大戦中に,国家統制を強めるため,必要な診療所や病院を国が接収して有機的な医療体制をつくろうという構想がたてられたこともあったが,実効を生む前に敗戦で解体された。
[第2次大戦後の日本の病院]
 戦後,占領軍の指令で陸海軍病院や軍事保護院がもっていた病院,療養所が厚生省に移管になり,一挙に146施設の国立病院が誕生,広く国民に開放された。もっとも,医療はとくに地域性の強いもので,国立であるよりは,地方自治体が地域の特殊性に沿った医療体制をつくるために,病院もその一環として位置づけるのがよいという理由で,1950年ころから,医療機関整備計画や議会基幹病院整備計画要綱(1951)によって,国立病院の地方移管が提言された。…

※「国立病院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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