国連ナミビア独立支援グループ(読み)こくれんナミビアしえんグループ(その他表記)United Nations Transition Assistance Group in Namibia; UNTAG

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

国連ナミビア独立支援グループ
こくれんナミビアしえんグループ
United Nations Transition Assistance Group in Namibia; UNTAG

1978年の安保理決議 435に定められたナミビア独立計画の実施に向け,制憲議会選挙の監視と秩序維持のために派遣される国連平和維持活動。 88年 12月のブラザビル和平合意ののち,89年2月の安保理決議で派遣が承認され,4月より任務を開始した。オーストラリアカナダフィンランドケニアなど 21ヵ国,2580人からなる平和維持軍が軍事部門として戦闘の停止と国境監視にあたったほか,約 300人の軍事監視要員,1500人の警察官,884人の選挙監視要員が任務にあたった。 90年3月,ナミビアは無事独立を達成し,同年4月に国連加盟国となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む