日本歴史地名大系 「国道四四号」の解説 国道四四号こくどうよんじゆうよんごう 北海道:釧路支庁国道四四号釧路市を起点とし、根室市を終点とする一般国道。実延長一二四・一キロ。釧路市の東方、釧路川河口部右岸を起点として北上したのち東に向きを変え、釧路町と厚岸(あつけし)町厚岸湾岸を東進したのちやや北東に向かい、同町別寒辺牛(べかんべうし)、浜中(はまなか)町茶内(ちやない)市街を経て根室市に入り、厚床(あつとこ)・酪陽(らくよう)・温根湯(おんねとう)を過ぎ根室半島西岸を北上、根室市街中心部に至る。この間、国道三九一号・同二七二号・同二四三号が北へ分岐する。本路線の前身となる道筋の開削は一七九九年(寛政一一年)にさかのぼり、江戸幕府の東蝦夷地仮直轄政策のなかで陸上交通路整備策として釧路―仙鳳趾(せんぽうし)(現釧路町)間が、さらに一八〇二年(享和二年)までに根室への道路が開かれた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by