国際市場で成立する価格。商品には、国際間で広く貿易が行われる商品と、ほとんど貿易が行われない商品とがあり、前者は貿易財、後者は非貿易財とよばれる。非貿易財の場合には、それぞれの国で価格が違っていても、貿易を通じた競争が行われないため、価格はかならずしも均一化しない。これに対して貿易財の場合には、価格が各国間で違っていれば、自由貿易のもとでは安い国から高い国に商品が流れるように取引(それを裁定取引という)が行われて、結局、国際市場でほぼ均一の国際価格が成立する。国際商品相場として報道されるものなどがその例である。このように均一の国際価格が成立しやすい商品には、商品の品質が比較的均質で標準化されやすく、価格に比べて輸送費が低く、貯蔵が容易であるなどの特質をもつ穀物や原材料、貴金属などがある。
[志田 明]
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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