普及版 字通 「囿」の読み・字形・画数・意味
囿
9画
[字訓] かこい・その・にわ
[説文解字]

[甲骨文]

[金文]

[その他]

[字形] 形声
声符は
(有)(ゆう)。〔説文〕六下に「
(その)に垣
るなり」とし、「一に曰く、禽獸には囿と曰ふ」という。籀文(ちゆうぶん)として、田形の中に四木を加えた形のものがある。金文の〔諫
(かんき)〕に「
せて王の宥(囿)を
(をさ)めしむ」とあって王室の苑囿の意。〔周礼、地官〕に囿人の職がある。[訓義]
1. かこい、かこいする。
2. その、にわ、御苑。
3. 林や池、鳥獣放ち飼いのところ。
4. 鳥獣を養うかこい。
5. かぎる、かぎった地域。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕囿 ソノ 〔
立〕囿 カキ・ソノ[語系]
囿・或・域hiu
kは同声。國(国)ku
kも畳韻の字。支配の内を國といい、或(いき)は域の意。
hiu
は或と声近く通用し、有無の意では、或は限定的な意をもつ。[熟語]
囿苑▶・囿台▶・囿池▶・囿游▶
[下接語]
苑囿・淵囿・園囿・華囿・墟囿・魚囿・禁囿・広囿・郊囿・在囿・詩囿・儒囿・書囿・場囿・
囿・台囿・池囿・道囿・文囿・別囿・圃囿・薬囿・梁囿・林囿・霊囿・鹿囿出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

