土佐絵(読み)トサエ

デジタル大辞泉 「土佐絵」の意味・読み・例文・類語

とさ‐え〔‐ヱ〕【土佐絵】

土佐派の人々が描いた絵。また、その画風

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精選版 日本国語大辞典 「土佐絵」の意味・読み・例文・類語

とさ‐え‥ヱ【土佐絵】

  1. [ 1 ] 大和絵の中心的家系である土佐派の人たちの描いた絵画。また、その画風。
    1. [初出の実例]「伊勢清舜上人宿〈誓願寺之通子、宗養母所也〉礼に罷向。小扇二本〈表裏金、土佐絵〉遣之」(出典言継卿記‐永祿六年(1563)五月一一日)
  2. [ 2 ] 歌舞伎所作事。清元。松井幸三作詞。初世清元斎兵衛作曲。松本五郎市振付。天保元年(一八三〇江戸市村座初演。本名題「江戸桜衆袖土産(えどざくらてごとのいえづと)」。上下二段からなり、上は丹前姿の侍二人が吉原采女(うねめ)太夫を取り合う所作、下はそれを引き抜いて奴と箱回しに芸者がからむ向島の花見になる。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「土佐絵」の解説

土佐絵
(通称)
とさえ

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
江戸桜衆袖土産
初演
天保1.3(江戸・市村座)

土佐絵
〔清元〕
とさえ

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
明治28.6(大阪・浪花座)

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