土侯国(読み)ドコウコク

デジタル大辞泉の解説

どこう‐こく【土侯国】

族長や首長などが支配する部族国家。特に英国統治下のインドで、英国の保護国として存続したものをいう。大小563を数えたが、インドの独立とともにインド・パキスタン両国に併合された。藩王国

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

土侯国
どこうこく

部族の首長や実力者によって支配される国家。土侯はほぼ大名にあたるが、同一部族によって形成される一定地域を支配する点に特徴がある。土侯国それ自体は国際法上の主権国家ではない。土侯国の用語は、おもにイギリスの保護下にあるものに用いられ、たとえば、かつてイギリスの植民地であったインドには、大小500余の土侯国が存在しており、イギリスの植民地政策は、土侯勢力を分断して個々に弱体化させたうえで、土侯と同盟関係を結んで植民地政府の統制下に置き、領民の支配に土侯の伝統的権威を利用した点に特徴があった。[広部和也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ゲーム障害

オンラインゲームなどへの過度な依存により日常生活に支障をきたす疾病。インターネットやスマートフォンの普及でオンラインゲームなどに過度に依存する問題が世界各地で指摘されていることを受け、世界保健機関(W...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android