土居光華(読み)ドイ コウカ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「土居光華」の解説

土居 光華
ドイ コウカ


肩書
衆院議員

別名
号=淡山

生年月日
弘化4年6月(1847年)

出生地
淡路国三原郡倭文村(兵庫県)

経歴
森田節斎に師事し、和歌を橘千蔭、海上胤平らに学ぶ。維新時は岩倉具視に侍講している。明治7年民権派の「報国新誌」を創刊。徳島藩校教授、公議人、弁事を経て、翻訳を主とする北辰社の社長となり、「東海暁鐘新聞」を発行、岳南自由党総理などとなる。19年三重県飯高、飯野、多気三郡長就任、ついで衆院議員となった。女子教育や被差別部落解放などにも先駆的な活動をした。著書に「孟子七篇」「七珠講義」「英国文明史」などがある。

没年月日
大正7年12月

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「土居光華」の解説

土居光華 どい-こうか

1847-1918 明治時代の自由民権運動家。
弘化(こうか)4年6月24日生まれ。明治5年太政(だじょう)官の左院に出仕したが,翌年退職。北辰社を結成し,ついで静岡前島豊太郎にまねかれて攪眠社社長,岳南自由党の機関紙「東海暁鐘新報」の主筆となり,15年同党総理となる。三重県の郡長をへて27年衆議院議員(当選2回,自由党)。大正7年12月11日死去。72歳。淡路(あわじ)(兵庫県)出身。字(あざな)は士済。号は淡山。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「土居光華」の解説

土居 光華 (どい こうか)

生年月日:1847年6月24日
明治時代の漢学者;自由民権家;ジャーナリスト。北辰社社長;衆議院議員
1918年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の土居光華の言及

【女大学】より

…これらは江戸時代には寺子屋で読本兼習字用教科書として,明治以降は女学校の修身教材として使われた。一方,西欧思想を取り入れて《女大学》を批判したものとして,土居光華《文明論女大学》(1876),福沢諭吉《女大学評論》《新女大学》(ともに1899)などがある。【中江 和恵】。…

※「土居光華」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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