デジタル大辞泉
「土栗」の意味・読み・例文・類語
つち‐ぐり【土×栗】
ディプロキスティス科のキノコ。夏から秋に山野に生える。初めは灰褐色の球形で、熟すと厚い外皮が星形に裂け、胞子の入った丸い袋が現れる。外皮は湿気を含むと反って開き、乾くと袋を巻いて押し、胞子が放出される。若いものを食用とする。土柿茸。土柿。
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つち‐ぐり【土栗】
- 〘 名詞 〙
- ① 担子菌類クチベニタケ科のきのこ。広く世界に分布し、夏から秋にかけ、山野の路傍に発生する。子実体は黒褐色で、初め扁球形をし径約二センチメートル。熟すと厚い革質の外皮が六~一二片に裂けて外側に反り返り内皮を現わす。内皮は球形で薄い袋状をし、頂端に胞子を出す孔がある。外皮の裂片は湿気を含むと外側に大きく開き、乾くと内側に強く巻き込み、この時裂片の先端が内皮を圧して胞子の飛散を行なう。また、巻いて丸くなった子実体は、風でころがることもある。つちがき。つちがきたけ。ままだんご。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
- ② バラ科の多年草。西日本の山地や原野にみられる。高さ一五~三〇センチメートル。全体に白い綿毛を密布。茎は地をはう。根葉は五~九個の小葉からなる羽状複葉、茎葉は三出複葉。小葉は卵状長楕円形で長さ二~五センチメートル。縁に粗い鋸歯(きょし)がある。春、径約一・五センチメートルの黄色い五弁花を集散花序につける。根は太く食用になり、クリのような味がする。漢名、翻白草。つちな。ぶくりょうそう。〔物品識名(1809)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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土栗 (ツチグリ)
学名:Astraceus hygrometricus
植物。ツチグリ科のキノコ
土栗 (ツチグリ)
学名:Potentilla discolor
植物。バラ科の多年草,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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