圧痛点(読み)アッツウテン(英語表記)pressure point

翻訳|pressure point

デジタル大辞泉 「圧痛点」の意味・読み・例文・類語

あっつう‐てん【圧痛点】

内臓病気神経痛などの際に、からだを指先で押して強く痛みを感じる点。

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精選版 日本国語大辞典 「圧痛点」の意味・読み・例文・類語

あっつう‐てん【圧痛点】

  1. 〘 名詞 〙 からだを指先で押すと強く痛みを感じる点。内臓の病気や神経痛などの際に起こる。内臓反射により特定部位圧痛点がみられることもあり、必ずしも疾患の部位そのものではない。

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改訂新版 世界大百科事典 「圧痛点」の意味・わかりやすい解説

圧痛点 (あっつうてん)
pressure point

指で圧迫したときに痛みをひき起こす点。末梢神経深部から表層に現れる部位で,とくに下に骨があるところでは,特別な異常がなくても圧痛がみられる。これを生理的圧痛点という。ところが神経痛では,侵された神経の走行に応じて,正常ではみられないようないくつかの圧痛点が現れ,診断の助けとなっている。また内臓疾患でもしばしば一定の部位に圧痛点が現れるので,この圧痛点の存在から内臓疾患を調べる圧痛点検査法が診断に用いられる。一般に内臓の諸臓器に炎症などがあると,深在性,限局性の圧痛点がみられる。虫垂炎のとき右下腹部に現れるマックバーネー圧痛点McBurney point,ランツ圧痛点Lanz pointなどがそれで,圧痛点の直下病変がある。ところが障害のある場所から離れたところに圧痛点が現れることもある。胃潰瘍十二指腸潰瘍では,それらの病変のある部位からかけ離れた臀部にしばしば小野寺圧痛点が出現する。
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