地子帳(読み)ジシチョウ

デジタル大辞泉 「地子帳」の意味・読み・例文・類語

じし‐ちょう〔ヂシチヤウ〕【地子帳】

奈良平安時代諸国地子田等級損益などを記入し、中央官庁に提出した帳簿

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「地子帳」の意味・読み・例文・類語

じし‐ちょうヂシチャウ【地子帳】

  1. 〘 名詞 〙 奈良・平安時代、地子を計算して諸国から中央に提出した帳簿。地子田の田品などを記入し、主税寮・主計寮・太政官厨家へ提出した。
    1. [初出の実例]「凡諸国地子帳造三通、一通送主税寮、〈略〉、具録田上中下及損益、附正税帳使申送」(出典延喜式(927)二三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android