地景(読み)ちけい

精選版 日本国語大辞典 「地景」の意味・読み・例文・類語

ち‐けい【地景】

〘名〙
① その土地のながめ、景色。その土地の様子形勢
源平盛衰記(14C前)一六「此京程に地景(チケイ)目出く、王業久しかるべき所なしとて」 〔盧照隣‐益州玉真観主黎君碑〕
② 刀剣の刃文(はもん)一つ金筋がはいっているように見えるもの。

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普及版 字通 「地景」の読み・字形・画数・意味

【地景】ちけい

景色。

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世界大百科事典(旧版)内の地景の言及

【日本刀】より

…これには丁子様の映や棒状の棒映がある。異質の鋼が交じって線状に強く光るものを〈地景〉(地にあるもの),〈稲妻〉(刃にあるもの),〈金筋〉という。
[彫物]
 刀身に施した彫刻には,太刀や刀には〈棒樋(ぼうび)〉(鎬地の全面を彫る),〈二筋樋〉(鎬地に2本の樋を並べて彫ったもの)などがあり,短刀には〈護摩箸(ごまはし)〉(2本の細い棒状のもの)と〈剣(すけん)〉(柄(つか)のない剣のことであるが,柄付のものもある),〈くりから竜(俱梨伽羅竜)〉(剣にからまりつき剣頭をのみこもうとするもの)などが多い。…

※「地景」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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