地無(読み)じなし

精選版 日本国語大辞典 「地無」の意味・読み・例文・類語

じ‐なし ヂ‥【地無】

〘名〙 すきまなく全面に、縫い物、摺箔(すりはく)、絞りなどの模様のついた織物。また、その布でできた衣服慶長模様は、地無しをその特色とする。
浮世草子好色二代男(1684)五「四十三四と見えし女房、地(ヂ)なしのむかし着物に、金入の帯して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android