地球磁場の逆転(読み)ちきゅうじばのぎゃくてん(英語表記)reversal of geomagnetic field

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「地球磁場の逆転」の解説

地球磁場の逆転
ちきゅうじばのぎゃくてん
reversal of geomagnetic field

古地磁気学の発展により地球磁場(→地磁気)の歴史が調査されてきた結果,地球磁場は過去何回も現在の向きとは反対の方向に向いていたことが明らかになっている。いちばん最後に地球磁場の転が起こったのは約 77万年前とされ,その証拠は日本やイタリアの地層に記録されていた。約 258万年前から約 77万年前までの地球磁場が現在と逆の方向に向いていた期間は,日本の地球物理学者松山基範の名にちなんで,松山逆磁極期と呼ばれている。1960年代後半から放射性元素による年代測定が実用化され,海底堆積物の磁化の様子や海底の地磁気異常の縞模様から過去 2億年くらい前までの地磁気逆転の歴史が調査されている。(→ダイナモ説

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