最新 地学事典 「地附山地すべり」の解説
じづきやまじすべり
地附山地すべり
Jizukiyama landslide
1985年7月26日に長野市街地北方の地附山南東斜面で発生した地すべり。規模は長さ約700m,幅約500m,深度約60mで,推定土量は3.6×106m3に達する。地すべりの兆候は1981年ごろからみられ,85年梅雨期の異常な大雨で加速度的に進み,7月26日,一気に崩落,老人ホームなどを押しつぶし,死者26名,半壊家屋64戸の被害を出した。基盤は中新世の裾花(すそばな)凝灰岩層・流紋岩質凝灰岩・流紋岩などで,多くの断層が発達し,構造は複雑である。
執筆者:伊東 佳彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

