地面現象警報・注意報(読み)じめんげんしょうけいほう・ちゅういほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地面現象警報・注意報」の意味・わかりやすい解説

地面現象警報・注意報
じめんげんしょうけいほう・ちゅういほう

大雨大雪などによって間接的に発生する土砂災害山崩れ地滑り等の災害が起こるおそれのある場合に発表する警報と注意報。気象災害には大雨害や強風害のように気象が直接に作用して起こる災害と,大雨によって崖崩れや土砂災害が発生するなど気象が間接的に影響して発生する災害がある。気象警報気象注意報は,おもに気象が直接影響する災害に対応している。地面現象警報・注意報を実際に運用する際は,大雨警報大雨注意報などに含めて発表される。同様に,浸水警報と浸水注意報も,浸水によって災害が起こるおそれがある場合に洪水警報に含めて発表される。これらの警報等に含めることで,大雨による土砂災害が発生しやすいことを示す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android