ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「洪水警報」の意味・わかりやすい解説 洪水警報こうずいけいほう 大雨や長雨,雪解けなどにより河川の増水や氾濫,堤防の損壊・決壊など,重大な災害の発生が予想される場合に発表される警報。大雨警報とともに発表されることが多く,雨がやんで大雨警報が大雨注意報に切り替わったり解除されたあとも,河川の水量が下がらない場合は継続されることがある。予想される雨量が市町村ごとにあらかじめ定められた雨量や市町村内の河川ごとの流域雨量指数に達する場合に発表される。洪水注意報との違いは,予想される災害が重大か否かという点で,雨量や流域雨量指数の発表基準は注意報より高い値となっている。なお,上流で降る雨の影響が小さい市町村では流域雨量指数の基準がないところもある。また,洪水による災害が起こったことがない,あるいは非常に少ない沖縄県の宮古島地方などでは洪水警報や注意報の基準がない。(→雨の強さ,気象警報) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by