朝日日本歴史人物事典 「坂田虎之助」の解説
坂田虎之助
生年:慶応2.4.21(1866.6.4)
明治期の陸軍軍人。紀州(和歌山)藩士で,のち陸軍主計少将となった坂田巌三の長男。明治22(1889)年陸軍士官学校卒。日清戦争(1894~95)には近衛師団副官として出征。30年陸軍大学校卒。36年から両広総督軍事最高顧問として南京に駐在,軍事教育に当たる。40年大佐,中国側の希望で任期を延長しつつ南京に留まり,翌年同地で病死。
(鈴木淳)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報