坂野鉄次郎(読み)サカノ テツジロウ

20世紀日本人名事典 「坂野鉄次郎」の解説

坂野 鉄次郎
サカノ テツジロウ

明治〜昭和期の官僚,実業家 元・逓信省大阪逓信局長。



生年
明治6年11月14日(1873年)

没年
昭和27(1952)年6月5日

出生地
岡山県岡山市

学歴〔年〕
東京帝大法科大学政治科〔明治31年〕卒

経歴
逓信省に入省。大正4年大阪逓信局長を最後に退官。この間、当時の郵便事業の運営に科学的調査分析方法を導入し、通信地図の創案、郵便物区分規程の制定等の功績があり、“郵便中興の恩人”と呼ばれる。昭和28年故郷・岡山市に逓信博物館分館として記念館が設置され、のち、郵政研究所附属資料館分館・坂野記念館となる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂野鉄次郎」の解説

坂野鉄次郎 さかの-てつじろう

1873-1952 明治-昭和時代前期の官僚,実業家。
明治6年11月14日生まれ。逓信省にはいり,東京郵便局長,大阪逓信管理局長などを歴任。郵便物区分規程の制定,年賀郵便特別扱いなどを考案し,郵便事業の整備につとめた。大正4年退官後,片上鉄道,中国合同電気(現中国電力)の社長貴族院議員。昭和27年6月5日死去。78歳。岡山県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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