坊金村
ぼうがねむら
[現在地名]安塚町坊金
霧ヶ岳(五〇七・一メートル)南西麓、北流する細野川にまたがってある。松之山街道の脇道が通る。南は細野村、西に城山がある。地滑り地帯で、集落は抜地を避けて集まり、抜地は耕地に開発されている。天保郷帳に「古者房金村」の注記がある。文禄(一五九二―九六)頃の頸城郡絵図では「直嶺分ばうかね村 中」とあり、本納三六石三斗・縄高七三石九斗六升三合、家四軒・一五人。隣接して「顕昌寺分直嶺分藤田分柿野村 下」とあり、本納一八石九斗四升・縄高四四石七升八合、家五軒・二四人とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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