仙骨(読み)せんこつ(英語表記)sacrum

翻訳|sacrum

百科事典マイペディアの解説

仙骨【せんこつ】

脊椎のうち5個の椎が癒合して生じた骨。骨盤の後壁を作る。その形は長めの菱(ひし)形であるが,十字架になぞらえてラテン語os sacrum(神聖な骨)と名づけられた。

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大辞林 第三版の解説

せんこつ【仙骨】

〔仙人の骨相の意〕
非凡な風貌。非俗な風采。また、そのような人。

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精選版 日本国語大辞典の解説

せん‐こつ【仙骨】

〘名〙
① (仙人の骨相の意) 世俗を超越した風采(ふうさい)。非凡な骨相。また、その骨相の人。
※本朝無題詩(1162‐64頃)四・三月尽日述懐〈藤原敦光〉「二毛齢近沈洙水、仙骨望疲仰禁闈
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生と虚空「そのがっしりした猪頸の躯つきと、〈略〉髯蓬々たる面相とは〈略〉一種仙骨を帯びて見えるほど無気味にも奇怪な感じであった」 〔神仙伝‐墨子〕
② (院の御所を仙洞(せんとう)といったことから) 上皇・法皇の遺骨。
※風雅(1346‐49頃)雑下・二〇〇五・詞書「後伏見院かくれ給ひて後、仙骨を従三位守子墓所にならべておきたてまつるべきよし」

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世界大百科事典内の仙骨の言及

【骨盤】より

…ただしこの鉢は,底に大きい穴〈骨盤出口〉があいて,直腸,尿道,女では腟(産道)を通している。骨盤をつくっている骨は第5腰椎,仙骨,尾骨および左右の寛骨である。寛骨はさらに腸骨,恥骨,坐骨の3部から成っている。…

【脊椎】より

…肋骨のついた胸椎は数は少ないが成熟するとともに前後に癒合する。後部胸椎,腰椎,および前部尾椎は本来の仙椎と癒合して合仙骨となり,これがまた両側の寛骨と癒合して独特の骨盤をつくる。その後ろに,癒合した数個の尾椎からなる短い尾端骨がつく(尾羽はこれの周囲に生える)。…

※「仙骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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