( 1 )「たらちねの」の形の用例がもっとも多く、「たらつねの」「たらちし」「たらちしの」「たらちしや」は、「万葉集」では一例ずつなので、「たらちねの」がもとの形かと思われる。
( 2 )「万葉集」に、「ち」に「乳」の字をあてたものが半分近くあるので、語義を、「垂乳ね」(「ね」は女性を表わす、または尊称)とみる説が古来あるが確証はない。なお、「たら」を足る意として、養う意の日足らすと見る説もあり、「ち」を乳と見ることを否定して「足らす」の変化したものとし、満ち足りる意のほめことばとする説もある。
( 3 )「万葉集」に二七例あり、二六例が「母」にかかる枕詞である。それが中古になると、「親」にかかるようになった(もっとも、実質的にその親は母親であることが多い)。一方で、「母」だけを意味する「たらちめ」という語と、それに対する「父」の意の「たらちを」という語もできた。
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
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