垂直分業 すいちょくぶんぎょう vertical international specialization
発展途上国が1次産品や労働集約的な工業製品の生産を行ない,先進国が資本・技術集約的な工業製品を生産するというように,縦のラインで生産活動を分担し合うこと。一方,先進国相互が同種の工業製品を相互に輸出入し合うような横のラインで生産活動を分担し合うことを水平分業 horizontal international specializationという。途上国と先進国の間が垂直分業になりやすいのはある意味では当然ともいえるが,途上国の側からは工業化が進まないという不満も大きい。