精選版 日本国語大辞典 「垂込」の意味・読み・例文・類語 たらし‐こみ【垂込】 〘 名詞 〙① 液体を少量ずつしたたらせて入れること。② 日本画における技法の一つ。礬水(どうさ)を引いた絹紙に、太い線や面を使って対象を描き、それがまだ完全に乾かないうちに、金銀泥、緑青など異種の色料や、濃度の異なる同種の色料または墨を加えて、自然にできるむらを生かして制作する技法。宗達・光琳派で頻用される。 たれ‐こみ【垂込】 〘 名詞 〙 密告すること。[初出の実例]「こうした知能犯が発覚するのは、いわゆるタレコミ(密告)のこともあるが」(出典:夢の超特急(1963)〈梶山季之〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例