精選版 日本国語大辞典 「垜」の意味・読み・例文・類語 あずちあづち【垜・堋・射垜・安土】 〘 名詞 〙 的弓の施設。的をかけるために弓場の正面に設ける山形の盛り土。南山。的山。あむつち。いくはどころ。垜〈和漢三才図会〉[初出の実例]「射垜〈略〉俗云阿都智〈略〉堋 季云阿津知」(出典:書陵部本名義抄(1081頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「垜」の意味・わかりやすい解説 垜あずち 弓を射る際、的をかける場所で、土や砂を山形に盛って築く。的所(いくはどころ)(的を置く所)ともいう。それ矢を防いだり、矢の破損を防止するためのもので、矢が適度に刺さり、かつ通り抜けない程度がよい。今日の垜は、射場の間口にあわせ、的をいくつもかけられるように横長につくられ、雨天でも矢がぬれないように屋根が設置されている。[入江康平][参照項目] | 弓道 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例