垣外(読み)カイト

デジタル大辞泉 「垣外」の意味・読み・例文・類語

かい‐と【外】

《「かきと」の音変化》
垣の外。屋敷また村落囲いの外。〈日葡
近世大坂で)こじき。ものもらい。〈物類称呼

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精選版 日本国語大辞典 「垣外」の意味・読み・例文・類語

かい‐と【垣外】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かい」は「かき」の変化した語 )
  2. 垣の外。
    1. [初出の実例]「Caito(カイト)〈訳〉塀の外、または町や村の囲いの外」(出典日葡辞書(1603‐04))
  3. 乞食。ものもらい。丐徒(かいと)
    1. [初出の実例]「Caitono(カイトノ) モノ」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    2. 「こりゃ祐経、朝比奈が元服祝義ぶるまひのかどに立、わめきさはぐ法しらずうぬはかいとか」(出典:浄瑠璃・加増曾我(1706頃)一)

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