20世紀日本人名事典 「城戸俊三」の解説 城戸 俊三キド シュンゾウ 昭和期の馬術選手 元・日本馬術連盟常務理事。 生年明治22(1889)年 没年昭和61(1986)年10月3日 出生地宮城県仙台市東二番丁(現・一番町) 学歴〔年〕陸軍士官学校〔明治42年〕卒 経歴昭和7年陸軍騎兵少佐、9年宮内省(現宮内庁)に入り、21年まで勤務。主馬寮厩務課長、主殿寮運輸課長などを歴任。この間、1928年アムステルダム五輪、1932年ロサンゼルス五輪に総合馬術選手として出場。ロス大会の時は、疲労した愛馬「久軍」をかばうため途中で棄権、話題になった。この事件で愛馬精神の手本として世界的名声を博した。宮内省時代は天皇陛下、皇太子殿下らのご乗馬指導にあたった。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「城戸俊三」の解説 城戸俊三 きど-しゅんぞう 1889-1986 昭和時代の馬術選手。明治22年7月4日生まれ。昭和3年アムステルダム五輪,7年第10回ロス五輪に出場。ロス五輪では疲労した愛馬をいたわって途中で棄権し,話題をよぶ。9年宮内省にはいり,昭和天皇,皇太子明仁(あきひと)(今上天皇)の乗馬を指導。日本馬術連盟常務理事。昭和61年10月3日死去。97歳。宮城県出身。陸軍士官学校卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by