朝日日本歴史人物事典 「堀尾忠晴」の解説
堀尾忠晴
生年:慶長4(1599)
江戸初期の大名。出雲国(島根県)松江藩の藩主。父は忠氏。出雲国生まれ。幼名三之助。山城守。慶長9(1604)年忠氏の死により6歳で襲封したが,祖父吉晴が実際の国政をみた。16年元服し2代将軍徳川秀忠の一字を拝領。大坂冬・夏の両陣(1614,15)で活躍した。江戸で死去。跡継ぎがいないため堀尾家は断絶した。
(長谷川成一)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
(長谷川成一)
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…室町~江戸初期の武家。高階(たかしな)氏の支族。高階泰経(やすつね)の曾孫邦経以来尾張丹羽郡に勢力を扶植し,その4代の孫忠泰が初めて堀尾を称したという。忠泰4代の孫泰政のとき織田信長の父信秀に仕え,その子泰晴は信長に従って活躍した。泰晴の子堀尾吉晴は豊臣秀吉の家臣として多くの戦いに従軍,1590年(天正18)浜松12万石を与えられた。1600年(慶長5)関ヶ原の戦ののち隠退,子忠氏が出雲・隠岐24万石を領したが,忠氏は4年後に死去。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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