堂前孫三郎(読み)ドウマエ マゴサブロウ

20世紀日本人名事典 「堂前孫三郎」の解説

堂前 孫三郎
ドウマエ マゴサブロウ

大正・昭和期の労働運動家



生年
明治18(1885)年9月2日

没年
昭和38(1963)年10月2日

学歴〔年〕
小学校卒

経歴
大阪砲兵工廠に入職、のち汽車会社に勤務。大正5年職工組合期成同志会を結成。また8年には大阪鉄工組合を結成し、組合を除名されてILO労働者側代表として渡米する。のち日本木煉瓦工場長・支配人となるが、昭和3年ごろ退職。この間、日本木材就職者組合を結成し組合長。また日本労農党日本大衆党参加。6〜8年大日本生産党に入党した。8年日刊紙「日の丸」を発行し、愛国労兵隊を組織著書に「米国労働組合論」「総評反省小記」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「堂前孫三郎」の解説

堂前孫三郎 どうまえ-まごさぶろう

1885?-1963 大正-昭和時代前期の労働運動家。
明治18年?生まれ。大正5年西尾末広らと職工組合期成同志会を結成。8年大阪鉄工組合を組織。同年のILO(国際労働機関)第1回総会の官選労働代表顧問をひきうけ,組合から除名されたまま出席。のち日本大衆党,大日本生産党などに参加。昭和38年10月2日死去。78歳?兵庫県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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