場中(読み)バナカ

デジタル大辞泉 「場中」の意味・読み・例文・類語

ば‐なか【場中】

大勢の人が集まっているところ。
「―デ恥ヲカカセタレバ」〈天草本伊曽保孔雀と烏〉
敵味方対陣している間の地。
「鉄炮の勝負が始まって、弓になり、―の勝負」〈雑兵物語・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「場中」の意味・読み・例文・類語

ば‐なか【場中】

〘名〙
① 大勢が集まっているところ。公衆面前。また、町中
※天草本伊曾保(1593)孔雀と烏の事「Banacade(バナカデ) ハヂヲ カカセタレバ」
② 敵味方の対陣している間の地。
バレト写本(1591)「アソビニ カッセンノ テイヲ アラワシ〈略〉 banacani(バナカニ) イデテノ ショブナレバ」

じょう‐ちゅう ヂャウ‥【場中】

〘名〙 その場所の中。
菅家文草(900頃)二・賀和平「無泥沙之曝一レ鰓、場中出入十三廻」

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普及版 字通 「場中」の読み・字形・画数・意味

【場中】じようちゆう

畑の中。

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