精選版 日本国語大辞典 「塹」の意味・読み・例文・類語 ほり‐き【塹・&JISF253;・隍】 〘 名詞 〙 城の周囲にめぐらした広い溝。[初出の実例]「天即ち雨を降る。溝(ホリキ)渠泛ひ溢ひ、原湿普く霑ふ」(出典:天理本金剛般若経集験記平安初期点(850頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「塹」の読み・字形・画数・意味 塹14画 [字音] ザン・セン[字訓] あな・ほり[説文解字] [字形] 形声声符は斬(ざん)。〔説文〕十三下に「(あな)なり。一に曰く、大なり」とあり、坑陥の長大なるものをいう。坑中に木を組んで坑道となすものを、塹柵・塹壕という。〔史記、高祖紀〕に「壘を高くし、塹を深くす」とみえる。斬に断絶するところの意がある。[訓義]1. あな、ほり、みぞ状のほり。2. ほる。3. 大きい。[古辞書の訓]〔和名抄〕塹 保利岐(ほりき) 〔名義抄〕塹 ホル・ホリケ・アナ・ミゾ・カキ 〔字鏡集〕塹 ホリキ・ホル・アナ・カキ・ミゾ・ウヅム[熟語]塹淵▶・塹坎▶・塹▶・塹濠▶・塹壕▶・塹谷▶・塹柵▶・塹刺▶・塹峭▶・塹絶▶・塹道▶・塹塁▶[下接語]囲塹・外塹・郭塹・環塹・坑塹・荒塹・塞塹・鑿塹・山塹・浚塹・峭塹・墻塹・城塹・深塹・水塹・大塹・池塹・長塹・重塹・複塹・塁塹 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報