日本歴史地名大系 「墨染寺」の解説 墨染寺すみぞめでら 京都市:伏見区伏見町第一区墨染横町・墨染七軒町墨染寺[現在地名]伏見区墨染町深草山と号する日蓮宗の寺。「ぼくせんじ」ともよぶ。寺伝によれば豊臣秀吉の姉瑞竜院が増長院日秀に帰依して深草貞観(ふかくさじようかん)寺(現伏見区)の故地に建立し、その後現在地に移ったという。「山州名跡志」は現在地が貞観寺の旧地であるとし、「日秀、秀吉公ノ得テ愛ヲ近習他ニ異リ、依テ時々来駕アル故ニ、御成ノ間書院等アツテ、寺境広ク、塔頭七院アリ、如ハ今ノ後世ノ衰微也」と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の墨染寺の言及 【貞観寺】より …広大な堂舎が造営され,本寺の嘉祥寺をしのぐ勢いを誇ったが,摂関家の衰退とともに廃れていった。《法華霊場記》(1686)には〈墨染寺〉と呼んでいる。【中井 真孝】。… ※「墨染寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by