壁蝨目(読み)だにもく

精選版 日本国語大辞典 「壁蝨目」の意味・読み・例文・類語

だに‐もく【壁蝨目】

  1. 〘 名詞 〙 節足動物蛛形(ちゅうけい)類の中でクモと並んで最も種類の多い群。体長〇・三~一ミリメートルたらずのものが多いが、吸血後のマダニのように二センチメートルを超すこともある。頭・胸・腹の区分がなく一体となって融合し、四対の歩脚をもつ。地球上のあらゆる環境に生息し、吸血性のマダニ、イエダニワクモツツガムシなどのほか、食品にわくコナダニ作物に加害するハダニ、土の中にすむササラダニ水中生活するミズダニなど、全世界から約二万種が知られている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む