壊劫(読み)エコウ

デジタル大辞泉 「壊劫」の意味・読み・例文・類語

え‐こう〔ヱコフ〕【×劫】

仏語四劫しこうの第三。世界が破滅する時期

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精選版 日本国語大辞典 「壊劫」の意味・読み・例文・類語

え‐こうヱコフ【壊劫】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。成(じょう)、住、壊(え)、空の四劫(しこう)の第三。住劫のあと、火、水、風の三災が起こって世界が破壊され、空無に帰するまでの期間。→劫(こう)
    1. [初出の実例]「三千大千世界同時に滅尽する、これを壊劫(ゑこふ)と云ふ」(出典神皇正統記(1339‐43)上)
    2. [その他の文献]〔倶舎論‐一二〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「壊劫」の意味・わかりやすい解説

壊劫
えこう

四劫」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の壊劫の言及

【劫】より

…〈中劫antara‐kalpa〉といういい方があるが,それは単に劫というのと同じである。〈成劫(じようこう)〉〈住劫(じゆうこう)〉〈壊劫(えこう)〉〈空劫(くうこう)〉は宇宙の生滅の1サイクルを構成するが,それぞれ20中劫からなる。〈大劫〉は成住壊空の1サイクル,すなわち80中劫からなる。…

※「壊劫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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