壮図(読み)ソウト

デジタル大辞泉 「壮図」の意味・読み・例文・類語

そう‐と〔サウ‐〕【壮図】

規模が大きくてりっぱな計画。「一大壮図を抱く」「壮図半ばにして挫折する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「壮図」の意味・読み・例文・類語

そう‐とサウ‥【壮図】

  1. 〘 名詞 〙 勇ましく立派なくわだて。大規模な計画。雄図
    1. [初出の実例]「壮図期爾連雲翼、老境嗟吾赴壑蛇」(出典:蕉堅藁(1403)送列侍者)
    2. 「英断の壮図(サウト)を運らし、大に買占めむとする者」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉八)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐過南嶽入洞庭湖詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「壮図」の読み・字形・画数・意味

【壮図】そう(さう)と

壮大な企て。晋・陸機〔魏の武帝を弔ふ文〕雄心に摧(くだ)け、壯圖は哀志にり、長算短日に屈し、迹は促路に頓(とどま)る。

字通「壮」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android