短日(読み)タンジツ

デジタル大辞泉 「短日」の意味・読み・例文・類語

たん‐じつ【短日】

日中時間の短い冬の日。日照時間の短い日。 冬》「―や馬車を駆りたる小買物虚子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「短日」の意味・読み・例文・類語

たん‐じつ【短日】

  1. 〘 名詞 〙 昼間の短い日。冬の日中の時間が短い日。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「夜長比丘は短日に向ても、長夜なりといへりけりとぞ」(出典:康頼宝物集(1179頃)中)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐燕河南府秀才得生字詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「短日」の読み・字形・画数・意味

【短日】たんじつ

冬の日。また、前途少なし。宋・成大〔廛居して久しく山を見ず~〕詩 人生の如くならず 十事、常に六七 身今況(いは)んや遲老年)なるをや 長算、短日に屈す

字通「短」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android