デジタル大辞泉 「壮」の意味・読み・例文・類語
そう〔サウ〕【壮】
[名・形動]1 意気が盛んで勇ましいこと。また、そのさま。「その志を
2 30歳前後の血気盛んな年ごろ。また、その年ごろの男性。「
[接尾](「草」とも書く)助数詞。灸をすえる回数を数えるのに用いる。「此の日の灸、肩腎并せて曲池に百五十―」〈蔗軒日録〉
[類語]勇ましい・
[名・形動]
[接尾](「草」とも書く)助数詞。灸をすえる回数を数えるのに用いる。

、
そ人の大なるもの、之れを奘(しゃう)と謂ひ、或いは之れを壯と謂ふ」とみえる。〔説文〕に爿の字はみえないが、爿に従う字には版築の版木の形と、また牀に従う形との二系がある。ただ壯・將(将)の従うところは、この二系に属するものとみえず、殷金文に多くみえる
形の図象から出ているものであろう。銘文の内容によって考えると、
は王子の後、いわば親王家の身分を示す図象とみられ、王朝の軍政の執行者であった。壯はそのような特定身分の集団を将(ひき)いるものであり、將はその指揮官、壯はその年齢階層的なよびかたであったと思われる。〔礼記、曲礼上〕「人生まれて~三十を壯と曰ふ」とあり、〔広雅、釈詁二〕に「
なり」という。健児(こんでい)の類であろう。士は鉞頭(えつとう)を儀器とする意で、戦士階級をいう。
(しよう)と通じ、きずつく。
比
(たけきひと)〔字鏡集〕壯 オホキナリ・カタドル・サカリ・スガタ・カタチ・ツヨシ・タケシ
(荘)・裝(装)・奘など四字、また將(しよう)声の諸字を収める。〔説文〕にいま爿字を脱し、〔玉
〕も片部の次に直ちに牀部をおくが、もと「反片を爿と爲す。讀みて牆(しやう)の
(ごと)くす」とする一条があり、次に片・爿を合わせた形の鼎をおく編次であったのであろう。ただ壯・將の従うところはその形ではなく、
形図象の系統に属し、
・裝などはその声義をうけるものと考えられる。
・裝tzhiangは同声。壮健・厳荘の意をもつ語である。奘・
dzangは同声。妄彊・
大の意をもつ語で、壮・荘の転義の字であろう。
▶・壮容▶・壮陽▶・壮
▶・壮麗▶・壮齢▶・壮烈▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...