壮村(読み)そうべつむら

日本歴史地名大系 「壮村」の解説


そうべつむら

[現在地名]有珠うす郡壮瞥町字壮瞥温泉そうべつおんせん・字滝之町たきのまち・字立香たつか・字東湖畔ひがしこはん・字仲洞爺なかとうや・字久保内くぼない・字上久保内かみくぼない・字幸内こうない・字駒別こまべつ・字蟠渓ばんけい・字黄渓おうけい・字南久保内みなみくぼない・字弁景べんけい・字中の島なかのしま・字昭和新山しようわしんざん・字洞爺湖温泉とうやこおんせん大滝おおたき村字本町ほんちようなど

明治三二年(一八九九)八月から大正四年(一九一五)三月までの有珠郡の村。西紋鼈にしもんべつ村・長流おさる村の各一部が合併して成立し、明治三六年に伊達だて大字有珠村うすむらの一部を編入。当初の村域は現在の大滝村を含んでいた(壮瞥町史)。村成立以前の壮瞥地区には、明治一二年に岩手県出身の千葉力之助が函館、有珠郡長流村を経て麻栽培を目的として入地。



そうべつむら

大正四年(一九一五)四月から昭和三六年(一九六一)一二月までの有珠うす郡の村。徳舜瞥とくしゆんべつ(現大滝村)を分村、同時に二級町村制を実施して成立。大字は編成せず、従前の三六字を継承。大正六年に壮瞥信用組合設立、同八年には壮瞥神社を創設するとともに、壮瞥村果実組合を結成。同九年には久保内くぼない郵便局設置、北海道硫黄株式会社設立、硫黄山いおうさん神社創立(幌別鉱山閉山後、登別市の鉱山町神社に合祀)、壮瞥発電所創業により滝ノ上たきのうえ星野ほしの阿波国あわこくの各集落に点灯。同一二年に字美利河別びりかべつ以北を洞爺とうや村に編入。同一三年虻田あぶた村・壮瞥村洞爺湖漁業組合設立。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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