売寄進(読み)うりきしん

精選版 日本国語大辞典 「売寄進」の意味・読み・例文・類語

うり‐きしん【売寄進】

  1. 〘 名詞 〙 中世に行なわれた不動産売買形式一つ。同一人物が同一の対象に対して、売券寄進状を、同年月日で別々に作成するもの。売却であると同時に寄進としての性格も持ち、徳政令適用による売買契約破棄をさけるためになされた。
    1. [初出の実例]「売寄進地事、不改動之儀」(出典建内記‐嘉吉元年(1441)後九月一二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む