精選版 日本国語大辞典 「売寄進」の意味・読み・例文・類語
うり‐きしん【売寄進】
〘名〙 中世に行なわれた不動産売買の形式の一つ。同一人物が同一の対象に対して、売券と寄進状を、同年月日で別々に作成するもの。売却であると同時に寄進としての性格も持ち、徳政令の適用による売買契約の破棄をさけるためになされた。
※建内記‐嘉吉元年(1441)後九月一二日「売寄進地事、不レ可レ有二改動之儀一」
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