売電事業(読み)ばいでんじぎょう

百科事典マイペディア 「売電事業」の意味・わかりやすい解説

売電事業【ばいでんじぎょう】

事業者が自ら発電した電力を電力会社に卸売りする事業。1995年の改正電気事業法によって卸発電市場が自由化され,新規参入が容易になった。出力200万kWを超える発電設備を持つものは卸電気事業者として規制を受けるが,その他のIPP(独立発電事業者)などは卸供給事業者となり,事業許可なども原則として撤廃された。電力会社では,これら事業者からの購入電力を組み入れて年間の電源開発計画を策定する。また売電価格は電力会社が行う入札によって決められる。大規模な自家発電の経験や設備を保有する鉄鋼,石油,セメント,化学産業などにとっては格好の新規事業である。2000年3月から大口電力の小売が自由化され,2005年4月には電力会社や新規参入事業者などが電力を売買する日本卸電力取引所が開設された。

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