夏の大三角(読み)ナツノダイサンカク

デジタル大辞泉 「夏の大三角」の意味・読み・例文・類語

なつ‐の‐だいさんかく【夏の大三角】

《「夏の大三角形」とも》こと座のベガわし座アルタイルはくちょう座デネブを結んでできる三角形。→冬の大三角

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「夏の大三角」の意味・わかりやすい解説

夏の大三角
なつのだいさんかく

夏の夜空に見える三つの1等星を線でつなぐとできる大きな三角形。こと座のベガ、わし座のアルタイルと、はくちょう座のデネブで構成され、「夏の大三角形」ともよぶ。ベガは七夕(たなばた)の「織姫(おりひめ)」、アルタイルは「彦星(ひこぼし)」であり、この二つの星の間を天の川が流れる。「夏の大三角」は星座ではなく、夏を代表する星の並びであるが、みつけやすいので、夏の星座を探す目印に使われる。8月中旬の午後7時ころに東の空に、午後8時ころに南東の空に、午後9時ころに真上の空に見える。ベガとデネブを結んだ線を軸にして三角形を反転させたときにアルタイルと線対称の付近に北極星がある。

[山本将史 2022年4月19日]


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