夏堀正元(読み)ナツボリ マサモト

20世紀日本人名事典 「夏堀正元」の解説

夏堀 正元
ナツボリ マサモト

昭和・平成期の小説家



生年
大正14(1925)年1月30日

没年
平成11(1999)年1月4日

出生地
北海道小樽市

学歴〔年〕
早稲田大学文学部国文科〔昭和21年〕中退

経歴
昭和21年北海道新聞東京支社に入社、8年間社会部に勤務。29年退社し作家活動に入る。26年藤原審爾、和田芳恵、戸石恭一らと同人雑誌「小説」を創刊。29年下山事件を題材とした長編小説「罠」を発表し、社会派作家の評価を受ける。「青年階段」「海鳴りの街」「北の墓標」「北に燃える」「風来の人―小説高田保」「愛と別れの街」「豚とミサイル」などがある。社会性豊かな評論ルポルタージュにも活躍。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「夏堀正元」の解説

夏堀正元 なつぼり-まさもと

1925-1999 昭和後期-平成時代の小説家。
大正14年1月30日生まれ。北海道新聞社社会部記者をつとめ,昭和29年執筆生活にはいる。35年下山事件に取材した「罠(わな)」で社会派作家として評価される。以後「豚とミサイル」「青年の階段」など,現代社会矛盾にせまる作品多数発表した。平成11年1月4日死去。73歳。北海道出身。早大中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「夏堀正元」の解説

夏堀 正元 (なつぼり まさもと)

生年月日:1925年1月30日
昭和時代;平成時代の小説家
1999年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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