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海鳴り ウミナリ

デジタル大辞泉の解説

うみ‐なり【海鳴り】

海から聞こえてくる遠雷のような音。台風津波などによって生じた大波が海岸近くで崩れ、巻き込まれた空気が圧迫噴出して起こる。海鳴(かいめい)。
[補説]書名別項。→海鳴

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百科事典マイペディアの解説

海鳴り【うみなり】

海から断続して聞こえてくる遠雷のような音。うねりが砕けるとき,巻き込まれた空気が水のすき間から噴出するときに起こるといわれる。

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デジタル大辞泉プラスの解説

海鳴り

藤沢周平の長編時代小説。1984年刊行。初老の男の切ない恋物語。

海鳴り

日本のポピュラー音楽。歌は男性演歌歌手、山本譲二。1983年発売。作詞:吉田旺、作曲:三島大輔。

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世界大百科事典 第2版の解説

うみなり【海鳴り】

うねりや波浪が海岸でくずれる時に出る音が,遠い所まで伝わってゴーゴーと聞こえるのを〈海鳴り〉という。うねりや波が海岸でくずれる時には,いろいろな波長の音が出るが,波長の短い音は早く減衰して消えてしまい,波長の長い(低音の)ゴーゴーという音だけが遠方へ伝わる。台風の暴風域が海岸に達するよりも,うねりの方がかなり早く届くのが普通だから,海鳴りは台風襲来の前兆とされる。【畠山 久尚】

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大辞林 第三版の解説

うみなり【海鳴り】

海の方から鳴り響いてくる遠雷のような低い響き。うねりが海岸で砕けるときに空気を巻き込んで発する音。しばしば台風や津波などがくる前兆とされる。 「 -が聞こえる」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

海鳴り
うみなり
oceanic noise

台風や強い低気圧が海上にあるとき、近くの海岸で聞こえる遠雷のような音。海岸から数キロメートル離れた所でも聞こえる。たとえば海岸から5~6キロメートル離れた宮崎市内でも場所により聞こえることがある。宮崎県、高知県などの太平洋岸では遠雷のように、瀬戸内海、大阪湾などでは1発ずつの大砲の音のように聞こえることが多い。うねりや波浪が海岸近くでくだけるとき、水と水とが衝突する音、あるいは水中に巻き込まれて圧縮された空気がすきまから噴出する際の音といわれる。海鳴りは一般に海岸よりすこし離れた所でよく聞こえるが、都市化の進行に伴う雑音のため近年では都会でこれを聞くのはまれとなった。海鳴りは台風や低気圧の接近の一つの指標である。[半澤正男・高野健三]

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