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外転神経 がいてんしんけいabducens nerve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

外転神経
がいてんしんけい
abducens nerve

6番目の脳神経。第四室底のやや前方にある神経核から出て,上眼窩裂から眼窩内に入り,眼球を外転させる外直筋を支配する。したがって,この神経が麻痺すると,外直筋の麻痺を引起し,内斜視が現れる。外転神経麻痺は,長い走行距離のどこかに腫瘍,出血,炎症などが生じ,直接圧迫などの作用を受けた場合と,腫瘍などで頭蓋内圧が亢進した場合に起る。

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デジタル大辞泉の解説

がいてん‐しんけい〔グワイテン‐〕【外転神経】

眼球を外側に向ける働きを支配する運動神経脳橋下側から出て、外側の眼球直筋に達している。第六脳神経。外旋神経。

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大辞林 第三版の解説

がいてんしんけい【外転神経】

眼球を外側に向ける筋肉を支配する神経。第六脳神経。外旋神経。 → 脳神経

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世界大百科事典内の外転神経の言及

【眼筋】より


[外眼筋external ocular muscle]
 長さ40~60mm,幅約10mmの小さな横紋筋で,外直筋(外側直筋ともいう),内直筋(内側直筋ともいう),上直筋,下直筋の四つの直筋と,下斜筋,上斜筋の二つの斜筋からなる。これらの筋肉は三つの神経に支配されており,外直筋は外転神経,内直筋から下斜筋までは動眼神経,上斜筋は滑車神経の支配を受けている。また上斜筋は腱が軟骨性の滑車trochleaによって支持されている。…

【橋】より

…この空間は第四脳室と呼ばれ,髄液(脳脊髄液)で満たされている。橋からは三叉(さんさ)神経と外転神経が,橋と延髄の移行部からは顔面神経と内耳神経などの脳神経が出る。橋の内部には,これらの脳神経の核や脳の上位または下位の中枢と結合する神経路が多数存在する。…

【脳神経】より

…これは,水生哺乳類などでは比較的発達しているものの,多くの哺乳類ではほとんど退化している。 第3脳神経,第4脳神経,第6脳神経は,それぞれ動眼神経nervus oculomotorius,滑車神経nervus trochlearis,外転神経nervus abducensとよばれ,眼球を動かす外眼筋を支配する運動神経である。ただし,第3脳神経,すなわち動眼神経には,瞳孔の大きさやレンズの曲率の調節にかかわる内眼筋(瞳孔収縮筋および毛様体筋などの平滑筋)を支配する副交感神経が含まれている。…

※「外転神経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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