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外部経済性 がいぶけいざいせいexternal economies

知恵蔵の解説

外部経済性

お金を払ってモノを買い、モノを売ってお金を得る、というように、経済活動は市場での売買を通じて行われている。だが市場の中で行われる経済活動であっても、市場の外側で、お金を払うことなく、他人にマイナスを与えたり、お金をもらうことなく、プラスを与えたりすることがある。前者を外部不経済といい、後者を外部経済という。現代における外部不経済の代表的な例は、公害などの環境問題で、工場廃水が川や海の水を汚すことなど。一方、都市が発展し駅ができると、その付近の地価は上がり、土地所有者が利益を得ることなどが、外部経済の一例である。つまり、都市は外部経済の利益を求めて拡大し、拡大に伴う外部不経済により都市問題が生じる。市場内だけを取り上げ、経済の合理性を考える従来の経済学は、外部性問題の登場によって修正を余儀なくされ、外部不経済を出す経済活動は、その分を自ら負担することが求められるようになった。

(依田高典 京都大学大学院経済学研究科教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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