デジタル大辞泉 「外部経済」の意味・読み・例文・類語 がいぶ‐けいざい〔グワイブ‐〕【外部経済】 1 関連産業または経済全体の発達、立地条件の変化などによって個々の企業の生産費が低下し利益を受けること。⇔内部経済。2 ある企業や消費者の経済活動が、市場取引によらずに第三者に便益・利益を与えること。例えば、果樹園の経営が養蜂家に与える利益。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「外部経済」の意味・読み・例文・類語 がいぶ‐けいざいグヮイブ‥【外部経済】 〘 名詞 〙 生産者や消費者の経済活動が、市場取引を介さずに直接第三者の生活や経済活動に影響を与えることがあるが、そのような影響が第三者の利益になる場合をいう。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「外部経済」の意味・わかりやすい解説 外部経済がいぶけいざいexternal economies イギリスの経済学者 A.マーシャルが用いた言葉で,産業全体の生産規模の拡大が市場の拡大,関連産業の発展などを通して個々の企業に及ぼす利益をいう。広義には,個々の経済主体 (個人または企業) による財・サービスの消費や生産が,経済主体間で市場を経由せずに相互に及ぼし合う間接的な効果のこと。たとえば鉄道とその沿線にある行楽地は,行楽地の存在により鉄道の利用者がふえ,鉄道の存在により行楽地を利用しやすくなるために行楽客がふえるという付随的な利益をもたらす。一方,相互に損害を与える場合もある。外部経済による効果は市場の外で作用するため,完全競争市場の価格メカニズムの機能を阻害する「市場の失敗」の一因ともなる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
農林水産関係用語集 「外部経済」の解説 外部経済(効果) ある経済主体の経済活動が、市場を介さずに、他の経済主体の経済活動に及ぼす影響を外部効果といい、それがよい効果である場合は外部経済といい、望ましくない効果である場合は外部不経済という。後者の典型は公害である。 農業の有する多面的機能は、対価が払われることなく、他の主体にプラスの効果を与えるという意味で外部経済効果の性格を有している。 出典 農林水産省農林水産関係用語集について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「外部経済」の意味・わかりやすい解説 外部経済がいぶけいざい →内部経済・外部経済 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by